Andrew アメリカでは長年にわたって経皮でのフェンタニル投与の経験があるのですが、それがかなり普及して、ヨーロッパでも使われていますし英国でも使われています3フェンダーニルは鎮痛剤としてIV投与でかなり長い間使われてきました。強力なオピオイドで標準的に使われているものです。皮膚を通して吸収されるということから、亜硝酸塩と同じような特徴をもっています。水と脂肪の溶解度がモルヒネと比べてずっと係数がよいのでフェンタニルパッチを皮膚に付けると何時間かにわたって皮膚がフェンタニルの貯留場のようになるのです。亜硝散塩とまったく同じです。なぜモルヒネを使えないのかという方がいますが、脂肪がモルヒネをなかなか吸収してくれないのです。フェンタニルのパッチサイズは各10,20,30,40?2というサイズがありますが、パッチには25,50,75,100マイクログラム/時間というように記述されています。フェンタニルのモルヒネに相当する量としては換算率がいろいろありますが、フェンタニルパッチを作っているメーカーが計算表を出していまして、パッチサイズをいくつにすれば1時間当たりの経口での薬の作用の確保ができるかわかるようになっています。